10月17日(木) 第2レース
今日は、本部船に乗ることができた。
朝9時に予定通りクラス旗が揚がった。風速5m/s。コースはソーセージ(上下コース)。山田・坂本組が果敢にスタートラインに近づいている。私は急遽スタート時のクラス旗降下係を任ぜられ、選手たちの動きに集中ができなかったが、全体的に待つラインが高いと感じた。そしてほどなくスタートの号砲が響いた。リコール艇ありでX旗(ゼネリコでもいいいくらいだった)掲揚。5〜6艇がOCS。山田組もその中に入ってしまったが、それくらいの意気込みがないと2線3線になるので、彼女たちにとっては今回のOCSは前向きな材料だと思う。
他のJPNチームも検討していた。弥永・箕島組は第1上マークを4位で回航していた。双子の小倉姉妹も昨日より格段に前を走れるようになっている。たぶん彼女たちがこの大会では一番小さいペアでキツイ風域だとは思うが、双子の息のあったところを見せてほしい。
このレースのトップを引いたのは、先日西半球大会のときにお世話になったジョージ・スワレズの奥様シェリーがクルーをしているUSAミッションベイチームだった。このペア、どちらもだんな様より背が高いという長身ペアである。結構迫力があるペアだ。
第3レース
風も7〜8m/sと強くなってきた。次はコースをオリンピックにすることになったため、本部船は移動を開始した。すぐに次のレースのチェックインが始まった。ほとんどの艇がピンをつめるべくヒーブツーをしていた。135kgや140kgあるようなチームまでパワーダウンさせるのだ。小さい日本チームはそれにも増してパワーダウンが必要なのだから大変だ。頑張れ日本!が、このレース、またしても日本チームにリコールがあった。今度は弥永・箕島組だ。今回も5〜6艇のOCSなのでなかなかサバイバルな大会となった。ただ、リコール組はほとんどが着順中盤以下という皮肉な結果も出ている。入賞に絡んでいたチームで今日OCSが付いたのはアナポリスのリサたちと、前回の優勝者ノルウェーチームくらいか。ただ、ノルウェーから救済要求が出されていたので、OCSがらみなのかもしれない。このレース、弥永・箕島組はOCSだけではなくマークタッチでの360度やプロテストの720度と厄落としさながらのレースだった。明日はぜひシングルフィニッシュを決めてほしい。小倉姉妹はフィニッシュ前のタック後、クルーの足がフットベルトにかかってなく、両足が宙に浮いたときには本部船から「Wow!」という声が上がったが、落水には至らず幸いだった。このレースのトップを引いたのは、第2レースでのトップチームといつも練習しているキャロリンたちだった。現在の総合成績でも接戦である。このバトルの行方は・・・。
The 5th Snipe Women's World Championship in Florida
Race Committee
スタート10秒前
Fine & Cold Day